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メタル巾木を考えた経緯

メタル巾木を考えた経緯  
 
ビル建設等の建築金物に関する、設計・製作・施工の仕事をしています。 
江戸川区の今井分会の津井溜と言うものですが、現在仕事は物凄く忙しいです。 
しかし、今の建設業界で仕事が忙しいだけでは何の意味も無いと言っても良い位い 
内容が伴いません。いくら良い仕事をして汗を流し、血の出る思いをしても又、 
1日何時間も頑張って寝る時間を削り、休日を取らずに働き続けても仕事は 
くれますが、利益はくれません。私の会社は工場2人、取り付け職人8人、営業2人 
図面1人、事務1人で全員自慢の出来る者ばかりがチームワーク良く頑張っています 
が、それでもこの先今のままどんなに苦労しても技術の向上や会社の内部成長は 
望めても企業の血液とも言えるお金は循環するどころか出血多量で非常に 
危険であると言えるでしょう。私が思うに同じ状況の人は沢山いらっしゃるでしょう!? 
 
そこで、現在の政治を見守る事も大事ですし、働く人の身の回りの所から環境や 
意識、姿勢を考え直す事も大切に思いますし、東京土建の様な、弱い個人が集まって 
助け合い、触れ合い、考え、行動する場は必要だと思います。第一そこでみんなの 
顔を見ているだけで同じ立場で頑張っている仲間が沢山いる事を感じ勇気が湧いて 
来るように思えて、私も最近では土建組合に身を置いている事にある種の満足感を 
覚える様に成りました。 
 
ただ、それだけでは環境改善の1部であると言えるでしょう。私が日頃考えているのは 
従来型の会社や仕事の手法は物も人も全て変化しなくてはいけないと言う事です。 
時間の経過に合わせ色々な事柄や物は発展して来たし、それは現在、未来へと 
続いています。私もここで時流を傍観するだけで無く、何か自分に出来る事が無いか 
常にあれこれ頭をよぎる様に成っていました。 
 
そんな中でひらめいたのがステンレス等の金属製巾木です。今迄は設計事務所の先生が 
ステンレス製の巾木を要求するのでそれに対応して、接着・ビス止め・溶接等で施工して 
いましたが、もっと簡単な方法は無いかと何時も思っていましたのでイメージにピッタリ 
の物が発案でき、更にそれが値段が安く簡単施工で見た目の良いスマートな物に 
成ったので、自分でも大変気に入ってしまいました。 
それで直ぐに私は特許の本を購入し、読んで見るとパソコンに依る電子出願と言う物が 
有って、特許庁と自分のパソコンをオンラインで結ぶ事が出来ると知りました。 
パソコンは2ヶ月位い前にCADの図面を練習する為、既に持っており、一気に 
パソコンチャレンジを開始致しました。勉強してみると解ったのが、電子出願で特許を 
取ると11万円代で取れるのに、弁理士や発明関連業者に依頼すると40万円程お金が 
かかってしまうという事でした。申請から受理迄2~3ヶ月かかってやっと手続きが完了し、 
製品を取引先に紹介してみたら即、採用に成ったのが外務省外交史料館の現場で 
100m程売れました。 
更に知り合いの有名グレーチング゙メーカーの東京営業所の所長に話してみると 
サンプルが欲しいと言われ、提出したら2週間程して今度はJR横浜支社ビルの現場に 
150m程売れたので、今はこの製品の販売にも段々自信が湧いてきているところです。 
 
皆さんも日頃の生活の中やお仕事の最中に、同じ経験をしている事と思いますので 
少しでも参考に成る事が有りましたら幸せと存知ます。
有限会社メタル技研
〒132-0025
東京都江戸川区松江2-42-2
TEL.03-5607-7271
FAX.03-5607-3271
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